【ビリャレアル(スペイン)2日=高橋智行通信員】不完全燃焼だった日本代表から戻ったレアル・ソシエダードの日本代表MF久保建英(21)が、敵地で持ち味を発揮した。ビリャレアル戦に先発出場し、シュートにパスにチャンスを演出した。チームは0-2で敗戦したものの、好調ぶりをアピールした。
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無得点だったチームで、もっともゴールへの可能性を見せたのが日本代表から戻った久保だった。開始5分にはゴール右隅を捉える左足シュート。GKの好セーブに阻まれたが攻撃的な姿勢を貫いた。後半8分にもクロスバー直撃のシュートと見せ場を作った。2試合連続ゴールはならなかったが「いい状態で臨めている」と手応えを口にした。
後半26分の途中交代で古巣ビリャレアルのサポーターからブーイングが起きた。脅威のパフォーマンスを見せたからこそで、久保は「認めてくれた上で、だったと思う」と振り返った。地元紙エル・ディアリオ・バスコは「最も攻撃に絡んだ」と5点評価でチーム最高の4点を唯一つけた。
3月の代表活動では、帰国後の新型コロナウイルスの検査で陰性が確認できないアクシデント。24日ウルグアイ戦はベンチ外となり、28日のコロンビア戦は後半14分から途中出場と不完全燃焼に終わった。好調だっただけに反省と悔しさを口にしていた。
チームは現在、来季の欧州チャンピオンズリーグ(CL)出場権圏内ギリギリの4位。最近は公式戦12試合でわずか2勝と苦しむ。次節も古巣のヘタフェと対戦。「しっかり勝ってCL争いをして4位で終わりたい」。21歳が次こそチームを救うゴールを決める。
<試合後の久保に聞く>
-敗因について
「ソシエダードにしては珍しくオープンになりすぎた。相手も何個かあるうちの決定機を決めた」
-監督からの指示は
「球際激しくと、早い試合展開をしていこうと」
-(CL圏内の)4位を維持する重圧は
「プレッシャーはあまりないが、負けてしまったことは大きい。上位陣との戦いが残っているので厳しいものになる。最後笑って終われたら」
-不本意な形で終わった代表戦について
「しょうがない。正直、今どきPCR検査とかしているのは日本だけだと思うけど。日本も多分検査の必要がない中で、個人的にはなんで検査するのかなっていう思いはある。代表のルールなので」

