ヘタフェ戦で今季6点目を挙げた日本代表MF久保建英(21)について、レアル・ソシエダードの地元紙が試合翌日の紙面でチーム最高点をつけた。

Rソシエダードは8日、スペインリーグ第28節でヘタフェと対戦し2-0で勝利した。久保は20-21年シーズン後半に所属した古巣相手に3試合連続でスタメン入りし、いつも通り中盤ダイヤモンド型の4-4-2の右FWで出場。前半は目立つ活躍がなかったが、後半15分にミケル・メリーノのアシストからチームの2点目を決め、同リーグでの日本人シーズン最多得点記録を打ち立てた。その後、後半21分に交代し、マン・オブ・ザ・マッチに選ばれていた。

Rソシエダードの地元紙エル・ディアリオ・バスコはこの日の久保について、「試合展開により前半はプレーにほとんど絡めなかったが、その後、足元でボールを持った際に最も違いを作る選手となった。PKのプレーを生み出し、ゴールエリア内に進入してミケル・メリーノのパスを押し込み、試合を締めくくった」と高評価し、4点(最高5点)をつけた。ミケル・メリーノがチームトップの5点、ル・ノルマン、パチェコ、アイエン・ムニョス、シルバ、オヤルサバルが久保と同じ4点だった。

久保の今季ここまでのリーグ戦成績は25試合(先発22試合)、1818分出場、6得点3アシスト。2試合ぶりに勝利したRソシエダードのスペインリーグ成績は、28試合15勝6分け7敗の勝ち点51で、欧州チャンピオンズリーグ出場圏内の4位をキープした。

チームはこの後、15日にアウェーで行われるスペインリーグ第29節で、ビルバオとバスクダービーを戦う。(高橋智行通信員)