バスクダービーに先発出場した日本代表MF久保建英(21)について、レアル・ソシエダードの地元紙がチーム最低点をつけた。

Rソシエダードは15日、スペインリーグ第29節でビルバオとの重要な一戦に臨むも0-2で敗れた。久保はリーグ戦4試合連続で先発出場し、再び中盤ダイヤモンド型の4-4-2の右FWでプレーした。試合を通じてビルバオの激しいマークに苦しみながらも、後半10分に右足でシュートを打つが惜しくもGKにセーブされ、同16分にピッチを去った。

Rソシエダードの地元紙エル・ディアリオ・バスコの評価は全体的に低かった。久保については「ラ・レアル(※Rソシエダードの愛称)での最低の試合でなかったとしても、それに近いものがあった。絶望的なほど、全ての局面でユーリとの1対1に勝てなかった。後半10分には自分のところに来たリバウンドで最高のチャンスを得たが、シュートはウナイ・シモンに素早く反応され、後半16分に交代した」と散々な出来だったことを指摘し、アイエン・ムニョス、ブライス・メンデス、オヤルサバル、スルロートの4人と同じ、チーム最低の1点(最高5点)をつけた。

その他、途中出場のバレネチェアがチームトップの4点。続いて、レミーロ、スベルディア、チョーが3点。ゴロサベル、ル・ノルマン、スビメンディ、ミケル・メリーノ、シルバ、エルストンドが2点。ナバーロは採点なしだった。

久保の今季ここまでのリーグ戦成績は26試合(先発23試合)、1879分出場、6得点3アシスト。2試合ぶりに敗れたRソシエダードのスペインリーグ成績は、29試合15勝6分け8敗の勝ち点51で、欧州チャンピオンズリーグ出場圏内の4位をキープしている。

チームはこの後、22日にホームで開催されるスペインリーグ第30節でラヨ・バリェカノと対戦する。

(高橋智行通信員)