欧州チャンピオンズリーグ(CL)準決勝敗退が決まったばかりの5位ACミランが、来季CL出場権のある4位以内でのフィニッシュへ望みをつないだ。

ACミランはフランス代表FWオリビエ・ジルー(36)のハットトリックなどで、すでにセリエB(2部)への降格が決まっている最下位サンプドリアに5-1と大勝した。

ミランは開始9分でポルトガル代表FWラファエル・レオンが今季13点目のゴールを決めて先制。その後、一度はサンプドリアに追いつかれたが、ジルーの3発とブラヒム・ディアスのゴールで突き放した。ジルーは今季ゴール数を11点に伸ばした。

ミランは13日の前節スペツィア戦で0-2とまさかの敗戦。10、16日に行われたインテル・ミラノとの欧州CL準決勝2試合でも敗れており、公式戦3連敗中だった。

ピオリ監督は「CL敗退で味わった失望感を払拭できたのは良かった。私たちは良い試合をし、多くのゴールを決めた。これは、我々にとって良いことだ」と話した。

現在5位のミランは、1試合消化が少ない4位ラツィオと勝ち点1差。今後は28日にアウェーでユベントスと、6月4日にはホームで格下のベローナと戦って今季を終了する。