【バルセロナ=高橋智行通信員】レアル・ソシエダードのMF久保建英(21)がチームの2点目を演出し、カンプノウでバルセロナを破る金星に貢献した。スペインリーグのアウェーゲームでバルセロナに勝利するのは実に90-91年シーズン以来、実に32年、29試合ぶりのこと。この結果、欧州チャンピオンズリーグ進出がより現実味を帯びてきた。

アルグアシル監督は試合後の会見で「長年勝利がなかったので、信じられないような勝利を収めることができたのでとても嬉しいよ」と感情をあらわにした。

さらにこう続けた。

「今日まで長い間ここで勝てていなかったが、厄介ごとを少し振り払うことができた。選手たちは実力で歴史を作りたがっているし、我々はマンチェスター・ユナイテッドやレアル・マドリード、バルセロナに勝ってきたし、欧州チャンピオンズリーグ(CL)に出場するという大きな褒美を得るために、できる限りのことをやってきている」

欧州CL出場圏内の4位をキープ。5位のビリャレアルとは勝ち点5差で残り3試合となった。

アルグアシル監督は「我々は今日、素晴らしい試合をした。バルセロナはここでこれまで2失点しかしていなかったが、我々は2点決めることができたし、さらに決定機が何度もあった。4位の座をキープして欧州CLに出場するために残り3節で全力を尽くすつもりだ。この勝利で我々は欧州CLに少し近づいたが、これを継続する必要がある」と次を見据えた。

Rソシエダードは今後、アルメリア、アトレチコ・マドリード、セビリアと対戦し、今季の全日程を終了する。