サッカー女子ブラジル代表のFWマルタ(37)が6度目のワールドカップ(W杯)出場を決めた。

ブラジル代表のスンドハーゲ監督は27日、7月20日開幕の23年女子W杯オーストラリア・ニュージーランド大会へ向けた同国代表メンバーを発表。マルタも名を連ねた。

国際サッカー連盟(FIFA)の女子最優秀選手賞を6度受賞しているマルタは、デビーニャ、タミレス、アンドレサ・アウベスといった経験豊富な選手たちとともに、初の世界タイトルを目指すブラジルをけん引することになる。

ただ、過去に米国やスウェーデンを率いてきたスンドハーゲ監督は、女子W杯で史上最多得点(17点)を挙げているマルタが先発する保証はしていない。

同監督は「マルタは女王であり、アイコンだ。彼女のそばにいるだけで影響力が伝わる」としながらも「彼女が先発メンバーに入るかどうかは、まだわからない。彼女は私が与える役割を果たすだろうし、きっとうまくやってくれると思う」などと話した。

ブラジルは今週からトレーニングキャンプを開始。来月2日にチリと壮行試合を行い、それからオーストラリアへ向かう。大会初戦は7月24日のパナマ戦(アデレード)となっている。