ドイツ1部ブンデスリーガのブレーメンに加入する明治大サッカー部MF佐藤恵允(けいん、4年)が20日、都内の同大で会見を行った。
U-22(22歳以下)日本代表の佐藤は、8月開幕の新シーズンから海を渡り、クラブのU-23チームでプレーし、トップ昇格を目指す。
大学サッカー部を退部して、海外挑戦することには、大きな葛藤があったという。本人は、1月のインカレ終了後に海を渡りたかったといい、クラブもそれを受け入れてくれたが、栗田大輔監督が、背中を押した。
佐藤は「やっぱり自分自身、明治で4年間やりきりたいっていうのは、ずっと思っていて。ただやっぱり栗田さんからも背中を押していただいて、夏から行くっていうのが決まったんですけど、もちろん葛藤はすごい自分の中であって、自分も明治の4年としてもそうですし、副キャプテンとしてもそうですし、その立場で途中で抜けていいのかとか、同期と4年間しっかりやり抜きたいなとか、すごい葛藤があった」と悩んだことを明かした。
しかし、「最終的な自分の夢をかなえるために夏から移籍してチャンスをつかむっていうのは、最終的な決断であったので、そこに迷いはもう今はないですし、明治を途中で抜けるからには、やっぱり必ずチャンスをつかまなきゃいけないですし、明治にいる同期だったり後輩に勇気を与えないといけないっていうのは感じている。もう思い切ってやるだけだと思っています」と言い切った。
栗田監督は、シーズン途中の加入になると、トップ昇格や試合出場のハードルが上がるため、パリオリンピックやその先の佐藤の未来を見据えた上で、夏での移籍を強く勧めたという。サッカー部の大きな戦力を失うことになる中で、佐藤のことを一番に考えての判断だった。大学は退学せず、24年春の卒業を目指すという。
◆佐藤恵允(さとう・けいん)2011年(平23)7月11日、東京都生まれ。実践学園卒業後、明治大に進み、1年後期から関東大学サッカーリーグに出場。3年から背番号10。関東大学選抜、全日本大学選抜、U-20日本代表、U-21日本代表、U-22日本代表。コロンビア人の父と日本人の母を持つ。178センチ、75キロ。

