バルセロナが12日、フランス代表MFウスマン・デンベレ(26)移籍でパリ・サンジェルマンと合意したことを発表した。

移籍金は5040万ユーロ(約80億6400万円)で、パリSGとの契約期間は28年までの5年。背番号は23に決定している。

パリ・サンジェルマンは設定されていた契約解除金(移籍金)を満額支払ったが、デンベレは前回の契約更新時、将来的に移籍する場合、その半分を受け取る権利を得ていた。

そのため実際にバルセロナが受け取るのは半額のみで、残りはデンベレと選手の代理人が受け取ることになっている。

デンベレは17年夏、移籍金1億500万ユーロ(約168億円)+出来高4000万ユーロ(約64億円)でドルトムントからバルセロナに加入した。

それ以降の6シーズン、度重なるけがに苦しみながらも公式戦185試合に出場して62得点を記録し、計7つのタイトルを獲得した。

デンベレは今回の移籍に際し、「パリ・サンジェルマンに加入できてとてもうれしいし、新しいチームでプレーできることを楽しみにしている」とコメントした。(高橋智行通信員)