女子選手にキスをしたことで世界中から多くの批判を受けているスペインサッカー連盟のルイス・ルビアレス会長(46)が辞任を決意したと24日にスペイン各紙が一斉に報じた。

ルビアレス会長は23年女子ワールドカップ(W杯)オーストラリア・ニュージーランド大会でスペイン代表が優勝した後に行われた表彰式で、同国代表FWジェニファー・エルモソの唇にキスをした。

この行為に対し、スペインのペドロ・サンチェス首相をはじめとする政界やサッカー界など、多方面から非難の声が上がり大問題に発展。さらに23日にエルモソ本人がサッカー選手組合を通じて然るべき強い措置を求め、24日に国際サッカー連盟(FIFA)の規律委員会が懲戒手続きを開始していた。

ルビアレス会長は当初、辞任を考えていなかったとのことだが、日に日に世論の批判が強まり、政治的圧力が高まっていることを受け、18年5月から5年以上務めていたポストから退く決断を下したとのことだ。スペイン紙ムンド・デポルティボは25日に開催されるスペインサッカー連盟の臨時総会で会長職からの辞任を正式に表明する予定だと伝えている。(高橋智行通信員)