スペインリーグが14日、今季前半のサラリーキャップ(選手の契約年数に合わせて分割された移籍金や選手年俸などの限度額)を発表し、レアル・マドリードが再びトップになった。

今夏の移籍市場終了後のスペインリーグのサラリーキャップ総額は25億6388万1000ユーロ(約3845億8215万円)。今年2月に発表された前回の総額が30億2263万6000ユーロ(約4533億9540万円)だったため、5億ユーロ(約750億円)近くも減少している。

その中で1億ユーロ(約150億円)を超えたのは7クラブのみ。トップは例年同様にRマドリードで、前回より約4000万ユーロ(約60億円)増の7億2745万1000ユーロ(約1091億1826万5000円)。これはスペインリーグがサラリーキャップを導入して以来の最高額となった。

2位はアトレチコ・マドリードで、約2000万ユーロ(約30億円)減の2億9635万7000ユーロ(約444億5355万円)。3位は大幅減のバルセロナ。前回から約3億8000万ユーロ(約570億円)減の2億7002万6000ユーロ(約405億円390万円)となった。

そして、セビリアが1億6872万ユーロ(約253億800万円)で4位、ビリャレアルが1億4391万8000ユーロ(約215億8770万円)で5位。久保建英が所属するレアル・ソシエダが1億2474万9000ユーロ(約187億1235万円)で6位、ビルバオが1億6万2000ユーロ(約150億9300万円)で7位となっている。

一方、スペインリーグ20クラブで最下位は、今季1部復帰を果たしたばかりのアラベスで3127万8000ユーロ(約46億9170万円)。トップのRマドリードと実に7億ユーロ(約1050億円)近くもの開きがある。(高橋智行通信員)