ブライトンの日本代表MF三笘薫(26)が、欧州リーグ(EL)デビューを果たした。開幕節のホームAEKアテネ戦に定位置の左サイドで先発。随所に「らしい」突破こそ見せたものの、得点には絡めず、チームは2-3で黒星発進となった。リバプールMF遠藤航(30)もLASK戦で先発し、後半15分まで出場。フライブルクMF堂安律(25)スポルティングMF守田英正(28)も登場した。

欧州カップ戦の舞台に、三笘が初めて舞い降りた。アンセムとともにチーム3番目に入場すると、慣れ親しんだスタジアムの左サイドに立つ。マンツーマン気味の守備で対策を練ってきた相手は、ボールを持つと素早く2枚目を寄せてカバー。欧州国際舞台でも、そのドリブルは警戒された。

なかなかいい形でボールを受けることができなかったが、見せ場はつくった。前半終了間際だった。左サイドでボールを持つと、相手DFを深い切り返しでかわし、一気の加速で深い位置まで進入。クロスはGKにキャッチされたが、大きくスタジアムを沸かせた。さらには前半ロスタイム2分、左サイドで2人のDFをドリブルで抜き去り、再びチャンスを演出した。

初の大舞台で後半41分までプレーしたが、チームは敗れた。「しっかりと準備し、やるべきことはやろうとした。自分たちのミスも増えて悪い展開になった」と悔やんだが、地元紙から「素晴らしい技術を見せた」と評価された。「ただ、クロスがGKに近すぎた。後半はインパクトに欠け交代した」とも付記された。

クラブとしても初の欧州国際大会。ギリシャの強豪に苦しめられ、ゲームを支配しながらセットプレーなどに屈したスタートとなったが、ほろ苦い経験も三笘の確かな第1歩となった。