モナコの日本代表MF南野拓実(28)が、エムバペらスター軍団の王者パリ・サンジェルマンを向こうに回し、1得点1アシストと活躍した。

1点を追う前半22分、イタリア代表GKドンナルンマがボール処理にもたつき、苦し紛れにクリアしたボールが、ペナルティーエリア内の南野の前に飛んだ。すかさず胸でトラップし、体の前にボールを落とすと、左足ボレーでゴール左へと蹴り込んだ。今季リーグ4点目で、1-1の同点とした。

エムバペにPKから勝ち越し点を許したが、前半45分には南野がゴール前でパスを受け、右足でシュート。決定的な場面だったが、ここはGKドンナルンマが面目躍如のファインセーブ。惜しくも同点ゴールとはならなかった。

後半にはデンベレの個人技などで2点を追加され、1-4となった。しかし後半30分、中盤で南野が相手2選手を巧みにいなし、前方のスペースへスルーパスを送る。ここに走り込んだFWバログンが抜けだし、右足でゴールし、アシストも記録した。

試合は後半アディショナルタイムにDFコロムアニに駄目押しのゴールを奪われ、2-5の完敗。それでも後半34分までプレーした南野のプレーは冴えており、モナコの中では一番の存在感を発揮していた。

モナコは敗れたが7勝3分け3敗(勝ち点24)で3位をキープしている。パリ・サンジェルマンは9勝3分け1敗(同30)で首位を独走している。