【サンセバスチャン(スペイン)高橋智行通信員】日本代表MF久保建英(22)の所属するレアル・ソシエダード(スペイン)は、ホームでザルツブルク(オーストリア)とスコアレスドローに終わった。久保はベンチに温存され、後半29分から出場。いつも通り4-3-3の右ウイングでプレーし、後半45分に自ら得たFKでゴールを狙ったが、惜しくもセーブされた。

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前節ベンフィカ戦で10年ぶりの決勝トーナメント進出を決めたRソシエダードは、先週末の国内リーグでセビリアに勝利し、公式戦3連勝と好調を維持。アルグアシル監督は過密日程を考慮して6人を入れ替えるローテーションを実施し、久保は公式戦3試合連続ぶりにベンチスタートになった。

すでに1次リーグ突破の可能性がついえているザルツブルクは、先週末行われた国内リーグでハルトベルク相手に白星を挙げ、公式戦ここ2試合負けなし。多数のけが人を抱えた状態で今対戦を迎えている。

D組首位通過を目指すRソシエダードは、戦力を大きく落としながらも立ち上がりからハイプレスをかけて主導権を握り、スビメンディ、チョー、ザハリャン、オヤルサバルが立て続けにゴールを狙っていった。

対するザルツブルクは15分、先制点を狙い前がかりになったRソシエダードDFの裏を突き、ネネがGKレミーロとの1対1を迎えたが、シュートはポストをかすめて外れていった。

その後もRソシエダードがボールをキープし、25分にザハリャンが右サイドの角度のないところからのシュートを放つもGKにセーブされ、34分にトゥリエンテスがゴール正面から狙ったシュートは枠外だった。

Rソシエダードは前半、7割以上ボールをキープして相手を圧倒し、10本のシュートを打ったが、精度を欠いてリードできなかった。

後半開始後もRソシエダードがボールをキープしたが、最初にチャンスを作ったのはその隙をうまく突いたザルツブルクだった。カパルドが7分にチーム最初の枠内シュートを打つが、勢いなくレミーロにキャッチされた。

Rソシエダードは16分、素晴らしい連係からブライス・メンデスがミドルシュートを放つも、惜しくもGKにファインセーブされる。さらに19分、チョーのクロスを起点にザハリャンが左サイドからボレーシュートを打ったが、またもやGKに防がれた。

その後、決勝点目指して次々と選手交代を行い、久保が29分にチョーとの交代で大きな拍手を受けながらピッチに入った。

得点の欲しいRソシエダードは37分、サディクが右サイドの角度のないところからシュートを狙うがGKに阻止された。

それ以降、久保が存在感を発揮し、立て続けにチャンスメークする。まず40分に右サイドでDFをかわして絶妙なパスを通し、バレネチェアの折り返しからスビメンディがシュートを打つも、枠外だった。

さらに45分、ペナルティーエリア正面でファウルを受けてFKを獲得。それを自ら蹴ってゴール左上隅を突くが、惜しくもGKにファインセーブされた。さらにアディショナルタイムの49分にも右サイドからシュートを打ったが、またもやGKに防がれた。

試合はスコアレスドローで終了。RソシエダードのD組成績は5試合3勝2分け。勝ち点11でインテル・ミラノと並ぶも首位の座をキープし、1次リーグ首位通過は最終節の直接対決に委ねられることになった。