レアル・ソシエダードの日本代表MF久保建英(22)が今季7点目のゴールを決めた。アウェーで古巣のマジョルカを相手に12月9日のビジャレアル戦以来の得点となった。

4-3-3の右FWに入った久保は、1点リードされた前半38分、ショートカウンターからマジョルカゴールに迫った。

相手ボールをカットしたDFスベルディアの縦パスを足元で受けると、ドリブルでペナルティエーリア内へ素早くドリブルで持ち込み、右45度の位置から対峙(たいじ)した相手選手の足元を抜く鋭いシュートを放つ。これがマジョルカGKライコビッチの右手をはじき、ゴール左隅へ決まった。

公式戦5試合連続で無得点だったRソシエダードにとっては待望の得点となった。

6日のスペイン国王杯準決勝第1戦を戦ったマジョルカが相手(0-0)、荒れた試合となった。前半46分にマジョルカDFライージョが1枚目のイエローに続き、3分後にもRソシエダードFWサディクと競り合った後にひじうちで2枚目のイエローとなり退場となった。会場からはフエルテス主審の判定に抗議するすさまじいブーイング暫くが鳴り響いた。

後半は1人少なくなったマジョルカに対し、Rソシエダードは主導権こそ握ったが、頼みの久保は常に2人にマークされる形で決定機に持ち込めない。イマノル・アルグアシル監督は19分にMFバレネチェア、FWアンドレ・シウバを投入し、攻撃の枚数を増やした。後半28分にはMFトゥリエンテスもピッチに送り打開策を探った。

そして1-1で迎えた後半48分、DFパチェコが左サイドからクロスボールをゴール前に入れると、MFミケル・メリーノが頭で押し込んだ。アディショナルタイムに劇的な勝ち越し点で、Rソシエダードがリーグ戦4試合ぶり、公式では6試合ぶりの勝利をつかんだ。

久保はフル出場し、アウェーで歓喜した。警告はマジョルカが7枚(退場1)、Rソシエダードが5枚とカード13枚が飛び交う大乱戦となった。試合後はマジョルカのアギーレ監督がフエルテス主審に歩みより、講義の言葉を投げかけた。

久保はマンオブザマッチを獲得。「荒れた試合になって難しい試合だったけど、勝てたことで、すべてではないけど良くなるのではないか。(得点は)1対2の状況だったけど、うまき決められた」と喜んだ。

両者はまた、9日後の27日にRソシエダードのホームで行われる国王杯準決勝第2戦で対戦する。