レアル・ソシエダードの日本代表MF久保建英(22)は、20-21年シーズン後半に所属した古巣ヘタフェとのアウェー戦に後半スタートから出場したが、得点はできなかった。

右FWに入ったが、後半25分頃からよりゴールに近いトップ下に位置を変更。すると同33分、左サイドに回り切れのいいドリブルで縦に突破。ゴールライン際をえぐるように進入し、グラウンダーのパスを折り返して決定機を演出した。

終盤は互いにボールを前線に蹴り合う展開となり、久保の足元にいい形でパスが渡らず、シュートを打つ場面はなかった。

これで第25節(2月18日)のマジョルカ戦以来、2カ月以上もゴールから遠ざかっている。

試合は前半13分、RソシエダードFWベッカーからの右クロスをMFバレネチェアがヘディングシュートを決めて先制した。しかし同29分、ヘタフェFWラタサにクロスボールを頭で押し込まれて同点となった。

後半9分にはヘタフェの直接FKで、MFオスカル・ロドリゲスの右足シュートは右ポストを直撃。その跳ね返りがDFル・ノルマンの体に当たりゴールライン上にこぼれたが、すぐにクリアして事なきを得た。

1-1のドローに終わり、Rソシエダードは直近5試合で3連勝の後に2引き分けと負けていない。