C大阪からブンデスリーガ、ニュルンベルクに移籍するMF清武弘嗣(22)と、柏からハノーバーに加わるDF酒井宏樹(22)が1日、関西空港から同便でドイツへ出発した。

 前日夜に試合を終えたばかりの2人は疲れた表情を見せず、新たな環境が待ち遠しい様子。駆け付けたC大阪の仲間やサポーターに胴上げされた清武は「メンタルを一番成長させたい。どんな状況でもぶれずに戦えるように」と決意を語った。

 酒井は開幕戦でDF内田篤人のいるシャルケと当たる。日本代表でも右サイドバックの定位置を争う内田との勝負に向け「日本ではそういう部分を注目されると思う。一日でも早く試合に出たい」と話した。

 2人は2日に発表されるロンドン五輪の代表メンバー入りも確実視される。清武は五輪の目標を金メダルと強気に掲げ「最初から負けに行くわけではない。日本のすべての皆さんの気持ちを背負って戦う」と語った。