ウォルフスブルクのフェリックス・マガト監督が、レスリングと柔道のトレーニングを導入すると、8日付独紙ビルトが報じた。

 マガト監督は、珍トレーニングを取り入れることで有名で、これまで陸上やり投げ世界王者のマティアス・デゾルドや元卓球世界王者のイェルゲン・ぺルソンが、チームを指導したことがあった。

 今回マガトが試すのは格闘技だ。「体全体が鍛えられるからいいんだ。彼らがどれくらいトレーニングするかは知るつもりはないよ」とマガト監督。ロンドン五輪柔道男子100キロ級銅メダリストのディミトリ・ペータース、同90キロ級代表のクリストフェ・ランベルトが指導にあたる。ペータースは「選手たちに、倒れた時にどう転がればいいのかを示すことができる。あとは、わざとぶつかられた時にどう体のバランスを保てばいいかとか」と説明していた。