3部のラシンの選手たちが30日、給料未払いへの抗議のため、スペイン国王杯準々決勝のRソシエダードとのホームでの第2戦をボイコットした。

 試合前にアンヘル・ラビン会長と幹部の辞任を要求していたが、それがなされなかったため、キックオフと同時にGKを含む選手がセンターサークル手前で肩を組んで並び、プレーを拒否した。Rソシエダードがボールを回した後、ピッチ外に蹴り出したところで、主審がラシン主将のGKフェルナンデスに確認し試合終了の笛を吹いた。サポーターたちも「プレーするな!」とコールし、選手たちを支持した。

 ラシンのフェルナンデス監督は「我々の生活にとって今日の試合は重要だった。しかし、我々の尊厳を優先した」と話した。

 第1戦は3-1でRソシエダードが勝っており、準決勝でバルセロナと対戦することになった。