モロッコは18歳のMFアユブ・ブアディ(リール)が輝きを放った。準々決勝でフランスに0-2で敗れ、2大会連続の4強入りはならなかったが、若きMFは「この試合を通じて私たちは成長した。今後に向けて何を学ぶべきか、改善点を知ることができた」と振り返った。
今大会は5試合に先発出場。185センチのMFは落ち着き払ったプレーを見せ、中盤で攻守をつないだ。アフリカ選手では初めて10代でW杯通算5試合以上出場。FIFAによると、18歳280日での準々決勝出場は1958年大会のブラジル代表FWペレの17歳239日に次ぐ年少記録となった。
フランスの年代別代表経験を持ち、同国メディアによると、頭脳明晰(めいせき)で学業も優秀だという。「後悔は一切ないし、モロッコのために戦うことを誇りに思っている」とモロッコ代表でプレーすることを選んだ。
市場価値は主将のDFハキミ(パリ・サンジェルマン)に次いでチーム2位の5000万ユーロ(約92億5千万円)。今大会は05年以降に生まれた若手で最も活躍した選手に贈られる「ヤングプレーヤー賞」の候補にスペインのFWヤマルらとともに選ばれた。
ワハビ監督は若手の多いチームについて「このまま続けていければ、未来は明るい。フランスは強かったが、未来につなげたい。タイトルを獲得するため、努力を続ける」と語った。モロッコは2030年の次回W杯をスペイン、ポルトガルと共催する。


