【ニューヨーク17日(日本時間18日)=佐藤隆志】アルゼンチン(FIFAランキング1位)の史上3チーム目の連覇なるか、スペイン(同2位)の4大会ぶり2度目の優勝か-。W杯北中米大会決勝は19日(日本時間20日午前4時)、南米と欧州の王者が激突する。バルセロナの新旧10番、アルゼンチンの至宝リオネル・メッシ(39=マイアミ)とスペインの神童ラミン・ヤマル(19=バルセロナ)の出来が勝負を左右する。19年前の運命的な2人の写真も掘り出され、エース対決はヒートアップする。
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サッカー界史上最高傑作と早熟の天才の運命が交錯する。メッシは決戦を2日後に控えた17日、ニューヨークで行われたイベントに登壇した。「スペインはラミン(ヤマル)の他にも素晴らしい選手を擁している。全てを出し切るつもりだ」と意欲を口にした。
今大会104試合目となる大一番は、バルセロナの新旧10番対決となる。メッシにとって“故郷”とも言うべきクラブ。00年に13歳で「ラ・マシア」に入団したことから、その伝説は始まった。21年まで在籍し、クラブ史上最多の合計35個のタイトルを獲得した。
ヤマルもまた6歳でバルセロナの下部組織に入団すると一気にスターへの階段を駆け上がった。23年4月に15歳というクラブ史上最年少でトップチームデビュー。同年9月には史上最年少の16歳57日にして代表戦初出場も果たした。24年欧州選手権は全7試合に出場し、1得点4アシストの活躍で優勝に貢献している。
この2人の物語は19年前から始まっていた。07年秋、地元メディアが国際児童基金(ユニセフ)と共同企画したカレンダーの写真。生後間もないヤマルを沐浴(もくよく)する当時20歳のメッシの姿が記録された。2年前の欧州選手権の際にヤマルの父親がSNSに「2人の伝説の始まり」と投稿。それが今回の決戦の前に掘り起こされ、世界中のメディアが伝えたことで再燃している。
奇跡の1枚についてメッシは「クレージーな写真だ」と驚きを隠せない。「彼の幸運を祈る。彼は歴史をつくる機会を手にしているが、僕たちも最善を尽くす」と誓った。
メッシは39歳の今も獅子奮迅の活躍を見せる。今大会は8得点(1位)4アシスト(2位)を挙げ、ダブル受賞の可能性が期待される。対するヤマルは故障明けの影響もあって1得点0アシスト。ただ状態は上向いており、準決勝のフランス戦では先制点につながるPKを獲得。さらにスルーパスから抜け出し、ゴールネットも揺らした。そこは飛び出しが一瞬早く、オフサイドとなったが本来の姿を取り戻している。
メッシは「ラミンがここまで成し遂げてきたことは強烈だ」。対するヤマルも「僕のアイドルはネイマールだけど、メッシが史上最高の選手だ」と敬意を示している。
2人の運命が交錯する7・19、ニューヨーク決戦。100年先まで語られる伝説の名勝負となりそうだ。


