Q[ 2014年2月9日14時56分 ]Answerブル男の答え

 ジャンプのスキー板の長さは長野五輪後に「身長プラス80センチ」から「身長の146%(現在は145%)」までに変更されました。低身長の選手が不利になり、日本選手も苦しみました。その後、軽い方が浮力を得られると過度に減量する選手が相次ぎ、健康を損なう弊害が出たため、04-05年にはBMI(体重÷身長÷身長)値の制限ができました。トリノ五輪で原田雅彦選手が体重が200グラム軽すぎて失格となったことは記憶に新しいですね。

 ウエア(スーツ)については、00年ごろから大きめに作って浮力を得ようとする選手が目立ってきたため、03-04年シーズンに体とのゆとりが「6センチ」と決められました。それが12年夏に「0センチ」に変更され、着づらいなどクレームが相次いだことから同年冬には「2センチ」に変わりました。袖口は4センチなど、例外の部分もあります。