<アメリカンフットボール・Xリーグ:富士通43-21アサヒ飲料>◇22日◇長居球技場

 ファイナルステージ進出をかけたセカンドステージの第2戦が行われ、富士通がウエストディビジョン2位のアサヒ飲料を下し4強入りを決めた。

 第1Q、富士通はランとパスをうまく織り交ぜてゲインを重ねた。5分、残り7ヤードからのサードダウン攻撃でQB出原章洋が自らボールをエンドゾーンへ持ち込んでTD。トライフォーポイントもキッカー西村豪哲がしっかり決めて7点を先制した。守備陣も好調で、DB藤田篤のインターセプトもありアサヒ飲料の攻撃を食い止めた。10分にはQB出原からWR秋山武史への24ヤードTDパスが決まり、リードを広げた。

 第2Qは西村の47ヤードFGが決まり得点を重ねるが、アサヒ飲料もRB古谷のTDランで追い上げる。しかしその後は、両チームともに攻め手を欠き、17-7で前半を折り返した。

 第3Qは、3分にRB進士祐介がTD。守備陣も踏ん張りDL平井基之、LB海島裕希がQBサックを見せアサヒ飲料の攻撃を止める。

 第4Qの3分には、自陣31ヤード付近からの攻撃でスペシャルプレー。RB進士がQBに入り、70ヤードを走りきるTDランをみせリードを広げた。5分にもQB吉田が自らボールを持って50ヤードを走りTDを決めた。アサヒ飲料もTDを奪い追い上げをみせるが、11分には富士通RB平沢匠美がダメ押しのTD。追いすがるアサヒ飲料を振り切って、富士通が4強入りを決めた。