<第89回箱根駅伝>◇2日◇往路◇東京-箱根(5区間108キロ)

 V候補筆頭・駒大の5年ぶり7度目の優勝に赤信号がともった。3区を終え首位の東洋大に2分41秒差の2位で中継したが、4区の湯地俊介(3年)が区間19位の大ブレーキ。10位にまで順位を落とし、その差を4分56秒にまで広げられた。結局、9位でフィニッシュ。復路は、トップの日体大に6分57秒差、ライバルの3位東洋大にも4分18秒遅れでスタートとあり、優勝は絶望的。

 大八木弘明監督(54)は「風が強いのは想定していたが、ここまでとは…。先頭は中継車などが風よけになるが、2番手、3番手は苦しい」と敗因を分析。復路は「6、7位。せめて5番ぐらいで(4位)明治、(5位)法政に近づけたら」と目標修正を余儀なくされた。