男子20キロ競歩は27歳のロペス(スペイン)が終盤に逆転し、初の金メダルに輝いた。17キロ付近でトップに立っていた昨秋の仁川アジア大会覇者の王鎮(中国)を捉え、18キロすぎに突き放した。両手でガッツポーズしながらゴールすると「人生最高の瞬間だ」と喜んだ。

 2012年ロンドン五輪では5位。13年世界選手権は銅メダルを獲得。今回は自己ベストを出し、この種目のスペイン勢22年ぶりとなる頂点に立った。「レースの間、ずっと冷静でいられた」と胸を張った。