日本代表の原田康弘監督は中盤戦を終えて入賞なしの現状を「真摯(しんし)に受け止めている。男子20キロ競歩やマラソンで勢いをつけたかったが、思ったような成績を出すことができなかった」と総括した。

 目標に掲げる「メダル2、入賞6」の達成は難しい状況。「思ったより高いレベルでの大会になっている」と認めた上で、今後の有望種目に男子400メートルリレーや女子マラソンを挙げ「これからの3日間で挽回していきたい」と期待した。

 ロードレースの暑さ対策で後手に回る姿が目立つことには「当然検証していかないといけない。現状の中で最善を尽くす」と話した。

 男子マラソンの惨敗後に宗猛コーチが「若手に期待していくしかない」と話したことが一部で波紋を広げている。麻場一徳トラック・フィールド統括は「誤解されている。アスリートに年齢の高い低いは関係ない」との認識を示した。