2組で多田修平(20=関学大)が追い風0・5メートルの状況下で10秒10の2着となり、24日の決勝進出を決めた。スタートでサニブラウン・ハキーム(東京陸協)と飛び出し、2人で先頭争いをしながらゴール。「タータンは走りやすいし、応援で力をもらっている。周りは気にせず、決勝でも自分の走りをしたい」と意気込んだ。

 10日の日本学生個人選手権準決勝では、追い風4・5メートルの参考記録ながら9秒94をマーク。一躍、時の人となり、この日もアナウンス時に大きな拍手が送られた。「注目されるのはうれしいけれど、自分のペースでやっていきたい」。さわやかな笑みを振りまき、決勝へと気持ちを向けた。