男子20キロに川内優輝(30=埼玉県庁)がゲスト出場、自身の昨年の記録を11秒短縮する59分32秒の全体2位でゴールした。

 1位の川端千都(かずと、東海大4年)に2秒遅れたが、本大会での自己ベストまで5秒に迫った雨の中での納得のレースに笑顔を見せた。この後は11月12日にさいたま国際マラソン、12月3日に福岡国際マラソンなどの出場を予定している。

 川内はラスト400メートルで川端にかわされたが、「高島平の良いコースで大学生と走るとモチベーションが上がる」と笑った。8~9月は月間走行距離が600キロを切り「少なすぎた」というが、1日の北海道・別海パイロットマラソンを2時間13分43秒の大会新で走って、本気のスイッチが入った。

 この日、東京五輪には挑戦しないことを改めて明言したが、37歳で迎えるパリ五輪については「世界にはカルロス・ロペス(ポルトガル、37歳で84年ロス五輪男子マラソン金メダル)とかいましたね」と挑戦を否定しなかった。