女子マラソンで2012年ロンドン五輪や2度の世界選手権に出場し、来年3月限りで現役引退することが発表された重友梨佐(30=天満屋)が21日、岡山市内で記者会見に臨み「やってきたことを見つめ直し、このタイミングで区切りをつけるのがベストなのではと判断した。自分の中で納得してこういう形になった」と話した。

 地元岡山の興譲館高3年時の05年、同校の全国高校駅伝初優勝を支え、翌年に天満屋入り。12年の大阪国際女子マラソンで初優勝し、ロンドン五輪行きの切符をつかんだが、五輪本番では70位台と苦しんだ。足のけがなどで続いた不振を乗り越え、ことし1月の大阪国際女子を5大会ぶりに制覇。夏には15年に続いて世界選手権に出場した。