大会初参加の園田隼(28=黒崎播磨)が、2時間9分34秒で日本人トップの2位に入り、来年開催予定の「マラソングランドチャンピオンシップ(MGC)」への出場権を獲得した。

 30キロ過ぎに先頭集団からスパートすると、デスモンド・モクゴブ(29=南アフリカ)とデッドヒートを展開。何度も抜かれながら抜き返す、タフさも見せた。大分市営陸上競技場入り口付近で遅れて2位に甘んじたが、MGC出場権の「日本人トップで2時間11分以内」をクリアした。

 園田は「マラソンは13回目。自分の走りをしようと思った。ここまで来たら絶対に負けたくないと思った」と気持ちで最後まで粘ったことを収穫に挙げた。東京五輪への挑戦権を得て「出られるとなったら自分の集大成にしたい」と意気込みを口にした。