日本実業団陸上競技連合の昨年度の表彰式が17日、東京都内で開かれ、東京マラソンで男子の日本記録を16年ぶりに塗り替える2時間6分11秒をマークした設楽悠太(ホンダ)、昨夏の世界選手権男子50キロ競歩で銀メダルに輝いた荒井広宙(自衛隊)が最優秀選手賞を受賞した。

 設楽悠は昨年、ハーフマラソンでも日本新記録を樹立。「トラックの日本記録は更新できていない。今年はそれを目標にやっていきたい」と意欲を語り、荒井は「国際大会で一つでも多くのメダルを獲得したい」と述べた。

 優秀選手賞には昨秋に男子の100メートルで日本歴代2位の10秒00をマークした山県亮太(セイコーホールディングス)や50キロ競歩で世界選手権3位に入った小林快(ビックカメラ)らが選ばれた。最優秀チーム賞は全日本実業団対抗駅伝2連覇の旭化成。マラソンで奨励金の対象となる好タイムをマークした男子の井上大仁(MHPS)と女子の松田瑞生(ダイハツ)も表彰を受けた。