来秋の世界選手権(ドーハ)の代表選考を兼ねた全日本50キロ競歩高畠大会を翌日に控えた27日、山形・高畠町内で有力選手会見が行われた。新旧の世界選手権の世界選手権銅メダリスト対決が実現する。

17年世界選手権の銅メダリストの小林快(25=ビックカメラ)は「2年前の再現をできるように」と誓った。2年前の大会では50キロ初挑戦ながら、当時の日本歴代4位となる3時間42分8秒で制覇。その後の活躍につなげた。春に痛めた右すねの状態も問題なく「とてもいい流れでここまで来られている」と強調した。

15年の世界選手権で銅メダルを獲得した谷井孝行(35=自衛隊)は「最近はイメージ通りのレースができていない。自分の力を出し切るイメージで臨みたい」と抱負を語った。17年世界選手権、18年ジャカルタ・アジア大会は代表を逃した。夏以降は調子が上向きだそうで「開き直って歩くことができるか」と話した。

今大会で日本陸連の派遣設定記録3時間45分0秒を突破して優勝した選手は同選手権出場が内定する。