全日本大学駅伝(名古屋・熱田神宮~三重・伊勢神宮=8区間106・8キロ、日刊スポーツ新聞社後援)の号砲を翌日に控えた3日、名古屋市内で開会式が行われた。

史上初となる2度目の3冠を目指し、出雲駅伝に続く優勝を狙う青学大の原晋監督(51)は「3枚代えます」と話し、補欠に置いている橋詰大慧(4年)森田歩希(4年)小野田勇次(4年)を当日のメンバー変更で起用することを明言。現在は1区から湯原慶吾(1年)神林勇太(2年)鈴木塁人(3年)林奎介(4年)吉田祐也(3年)吉田圭太(2年)岩見秀哉(2年)梶谷瑠哉(4年)がエントリーしている。どの区間で起用するかは「明日のお楽しみ」とした。

過去に青学大は出雲駅伝と箱根駅伝は4度ずつ制しているが、全日本大学駅伝の優勝は1回だけ。その鬼門を突破するキーマンには4区の林を挙げているが「状態はいいですよ。後続と1分以上を開きたい」と話した。続く5、6区で「15秒、理想を言えば20秒ずつ」の差をつけるVへの青写真を描く。完全に他大学から追われる立場。ただ、その重圧以上に、やるべきことが順調にできているから、気負いは感じられない。