箱根駅伝に33年連続出場している山梨学院大の駅伝監督に飯島理彰コーチ(47)が就任したことが7日、分かった。前任の上田誠仁氏(60)も引き続き陸上部全体の監督として、指導を継続する。

00年に着任した飯島コーチは上田氏を19年間、コーチとして支えていた。数年前から案はあったという。上田氏は「コーチに招聘(しょうへい)して今年で20年目となる。二十歳で成人。(飯島コーチの)背中をたたいて送り出さないといけない」と説明した。

85年4月の創部と同時に陸上部の監督に就任した上田氏は92、94、95年と3度の箱根駅で総合優勝。選手の育成だけでなく、指導者の育成にも力を注いでいる。20年東京五輪のマラソン代表選考会の「マラソン・グランドチャンピオンシップ」の出場権を3人が持つMHPSの黒木純監督(47)、マラソン日本記録を持つ大迫傑(27=ナイキ)らを輩出した佐久長聖高の高見沢勝監督(37)、ケニア人留学生として箱根駅伝で活躍した桜美林大の真也加ステファン監督(46)らも門下生だ。自身の今後について「(チームの)土台を支える石垣の一つであればいい」と話した。