堀尾謙介(中大)が2時間10分21秒で日本人1位、総合5位でフィニッシュし、マラソングランドチャンピオンシップ(MGC)出場権を獲得した。


2時間10分21秒の男子日本人1位でゴールする堀尾(撮影・河田真司)
2時間10分21秒の男子日本人1位でゴールする堀尾(撮影・河田真司)
東京マラソン2019でMGCファイナリストとなりチケットが贈呈される、左から今井、堀尾、藤川、神野(撮影・河田真司)
東京マラソン2019でMGCファイナリストとなりチケットが贈呈される、左から今井、堀尾、藤川、神野(撮影・河田真司)

今井正人(トヨタ自動車九州)は2時間10分30秒で日本人2位、藤川拓也(中国電力)は2時間10分35秒で同3位となりMGCへの切符を手にした。神野大地(セルソース)は2時間11分5秒でゴールし、ワイルドカードでの出場を果たした。2時間12分21秒でフィニッシュした一色恭志(GMO)はワイルドカードに4秒足りず涙を飲んだ。


日本記録更新が期待された大迫傑(ナイキ)は29キロ付近でリタイアした。


男子のMGCは村沢明伸、佐藤悠基(日清食品グループ)大迫傑(ナイキ)上門大祐(大塚製薬)竹ノ内佳樹(NTT西日本)設楽悠太(ホンダ)井上大仁、木滑良、岩田勇治(MHPS)宮脇千博、藤本拓、服部勇馬(トヨタ自動車)山本憲二(マツダ)中村匠吾(富士通)園田隼(黒崎播磨)川内優輝(埼玉県庁)岡本直己(中国電力)谷川智浩(コニカミノルタ)大塚祥平(九電工)中本健太郎(安川電機)山岸宏貴、橋本崚(GMOアスリーツ)福田穣(西鉄)二岡康平(中電工)がすでに出場を決めている。


女子はルティ・アガ(エチオピア)が2時間20分40秒で優勝。日本人トップは初マラソンで2時間24分33秒をマークした一山麻緒(ワコール)が7位。前田穂南(天満屋)は2時間31分42秒で12位。


海外、国内招待選手一覧


◆レース経過


◆フィニッシュ ビルハヌ・レゲセ(24=エチオピア)が2時間4分48秒で初優勝。


◆男子最終成績

(1)ビルハヌ・レゲセ(エチオピア) 2時間4分48秒

(2)ビダン・カロキ(横浜DeNA) 2時間6分48秒

(3)ディクソン・チュンバ(ケニア) 2時間8分44秒

(4)サイモン・カリウキ(日本薬科大) 2時間9分41秒

(5)堀尾謙介(中大) 2時間10分21秒 ※MGC獲得

(6)今井正人(トヨタ自動車九州) 2時間10分30秒 ※MGC獲得

(7)藤川拓也(中国電力) 2時間10分35秒 ※MGC獲得

(8)神野大地(セルソース) 2時間11分5秒 ※MGC獲得

(9)高久龍(ヤクルト) 2時間11分49秒

(10)一色恭志(GMO) 2時間12分21秒


2時間4分48秒の男子1位でゴールするレゲセ(撮影・河田真司)
2時間4分48秒の男子1位でゴールするレゲセ(撮影・河田真司)

◆女子最終成績

(1)ルティ・アガ(エチオピア) 2時間20分40秒

(2)ヘレン・トラ(エチオピア) 2時間21分1秒

(3)シュレ・デミセ(エチオピア) 2時間21分5秒

(4)フローレンス・キプラガト(ケニア) 2時間21分50秒

(5)ベダトゥ・ヒルパ(エチオピア) 2時間23分43秒

(6)アバベル・イエシャネ(エチオピア) 2時間24分2秒

(7)一山麻緒(ワコール) 2時間24分33秒

(8)ジョーンチェリモ・メリー(ケニア) 2時間26分24秒

(9)ローズ・チェリモ(バーレーン) 2時間30分35秒

(10)ルース・チェビトク(ケニア) 2時間31分19秒


女子日本人1位でゴールする一山(撮影・河田真司)
女子日本人1位でゴールする一山(撮影・河田真司)
女子1位でゴールするアガ(撮影・河田真司)
女子1位でゴールするアガ(撮影・河田真司)

◆40・0キロ 単独先頭のレゲセが1時間58分1秒で通過、2位カロキ、3位チュンバ、4位カリウキ、5位堀尾、6位今井、7位藤川、8位高久、9位神野、10位一色


◆39・3キロ 今井が藤川をとらえ日本人2位、総合6位に浮上


◆37・0キロ 堀尾が佐藤をかわし日本人先頭の総合5位浮上。その後ろに藤川。佐藤は7位に後退


◆35・0キロ 先頭のレゲセが1時間42分57分で通過。2位カロキとは19秒差。1分12秒差で3位チュンバ。4位カリウキ。5位佐藤は1時間45分55秒。6位トゥラ。7位堀尾は1時間46分33秒。8位藤川1時間46分37秒、9位高久1時間46分38秒。神野は1時間48分2秒で16位


◆33・7キロ 初マラソンの中大・堀尾が中村らを振り切り単独7位


◆33・3キロ 日本人先頭の佐藤のペースが落ち、集団から脱落し総合6位


◆32・1キロ 堀尾謙介(中大)が中村をとらえ、佐藤をのぞく日本人1位となる総合7位浮上


◆30・0キロ レゲセ、カロキの先頭集団が1時間28分16秒で通過。レゲセがペースを上げ先頭に立つ。3位チュンバは13秒遅れ。4位集団の佐藤、トゥラ、カリウキが1時間29分22秒で通過。中村が7位で1時間30分20秒で通過。8位集団で藤川、高久龍(ヤクルト)、堀尾謙介(中大)、定方俊樹(MHPS)が1時間30分41秒で通過。今井は12位で1時間30分51秒で通過


 女子はアガ、イエシェネらの先頭集団が1時間39分39秒で通過。日本人先頭は7位の一山が1時間40分32秒で通過


◆29・3キロ 昨年Vのチュンバが先頭集団から遅れる


◆29・0キロ 大迫がリタイア


◆28・8キロ 大迫がストップ。歩き始める


◆28・0キロ 大迫が失速。藤川ら1キロ3分ペースの集団に追いつかれ、あっという間に引き離される


◆27・0キロ 大迫のペースが落ちる。表情も苦しそうで、エルアバシにかわされ9位転落


◆25・0キロ レゲセ、カロキ、チュンバの先頭集団が1時間13分29秒で通過。2時間4分台のペース。佐藤は1時間13分50秒、中村は1時間14分15秒、大迫は1時間14分22秒で通過。1キロ3分ペースの第2集団は1時間15分16秒で通過。この集団には藤川、今井、設楽啓太ら


 女子はアガら先頭集団が1時間22分50秒で通過。日本人先頭はの一山は2時間23分31秒で通過


◆22・4キロ 佐藤も先頭集団から遅れ始める。大迫、中村は先頭から3番目の集団で並走


◆21・5キロ 大迫、中村が先頭集団から遅れ始める。佐藤は先頭集団内をキープ


◆20・0キロ 先頭が58分45秒で通過。2時間3分台のペースを維持。先頭集団は大迫、中村、佐藤、レゲセ、トゥラ、カロキ、チュンバ、カリウキの8人。第2集団は設楽啓太が集団先頭に立ち、1時間2秒で通過。神野は1時間31秒で通過


 女子はキプラガトら先頭集団が1時間6分2秒で通過。一山が1時間6分45秒、前田が1時間7分31秒で通過


◆18・5キロ 先頭集団のペースが上がり、集団は2つに分断。レゲセ、チュンバが前方の集団。大迫、中村、佐藤は後方の集団に


◆16・5キロ 神野が第2集団から遅れ始める


◆15キロ 先頭が43分56秒で通過。2時間3分台のペースを維持。大迫、中村、佐藤は集団内。給水に失敗した佐藤に、佐久長聖高の後輩・大迫が自分の給水を差し出す。先頭集団からアバテ、キプケテルが遅れ先頭集団は9人。一色、藤川、今井らの第2集団は45分4秒で通過。


15キロ付近の浅草寺の雷門前を通過する大迫傑(左)(共同)
15キロ付近の浅草寺の雷門前を通過する大迫傑(左)(共同)
15キロ付近の浅草寺の雷門前を通過する中村匠吾(中央右)と佐藤悠基(同左)(共同)
15キロ付近の浅草寺の雷門前を通過する中村匠吾(中央右)と佐藤悠基(同左)(共同)

 女子はアガら先頭集団が49分25秒で通過。日本人先頭は一山、前田が50分3秒で通過


◆10キロ 先頭が29分9秒で通過。エルアバシは集団から脱落。大迫、中村、佐藤は集団内。神野、藤川、一色、福田、大塚、設楽啓太(日立物流)らの第2集団は29分59秒で通過


 女子は先頭のルティ・アガ(エチオピア)が33分4秒で通過。前田穂南(天満屋)高島由香(資生堂)、初マラソンの一山麻緒(ワコール)が日本人先頭で33分16秒で通過


◆5キロ 先頭が14分37秒で通過。集団内の日本人選手は大迫、中村、佐藤。先頭集団はペースメーカーをのぞき昨年大会優勝のチュンバ、レゲセ、トゥラ、アバテ、キゲン、カロキ、カリウキ、エルアバシ、キプケテルの12人。神野、藤川拓也(中国電力)一色恭志(GMO)今井正人(トヨタ自動車九州)らは14分55秒で1キロ3分ペースの第2集団で通過


◆3キロ 先頭が5分48秒で通過。十数人の先頭集団には大迫、佐藤、中村ら


◆1キロ 先頭が2分48秒のハイペースで通過。縦に長くなった集団内には大迫、佐藤、中村


◆スタート地点 雨の中、午前9時10分号砲。気温5・7度、湿度57・7%。風はほとんどない


東京マラソンで都庁前を一斉にスタートするランナー(共同)
東京マラソンで都庁前を一斉にスタートするランナー(共同)
東京マラソンで都庁前を一斉にスタートするランナー(共同)
東京マラソンで都庁前を一斉にスタートするランナー(共同)