8月の高校総体で男子100メートル、200メートルで2冠を達成した築館・鵜沢飛羽(とわ、2年)が男子100メートルに出場し、10秒63で20年ぶりに大会記録(10秒67)を塗り替えて優勝した。

決勝はスタートで出遅れ、一時はリードを許す展開。しかし、持ち前の加速力で一気にトップへ躍り出ると、唯一10秒台を記録してゴールした。鵜沢は「全然自分の走りができなかった。自分が目標にしていたタイム(10秒40)に届かなかった」と悔しい表情で振り返った。これで27日から青森市で始まる東北大会出場を決め「今日よりもいいタイムを出して、東北大会優勝と国体優勝」と宣言。築館のいだてんは、秋の大舞台をしっかりと見据えた。