仙台放送(仙台市)は14日、東日本大震災で被災し宮城県沿岸部を走る「東北・みやぎ復興マラソン」の開催概要(10月3、4日)を発表した。

被災地の現状を国内外に伝えようと17年にスタート。昨年は台風19号の影響で中止となり、2年ぶりの開催となる今年は、大きく工事が進んだ名取市閖上(ゆりあげ)方面を走るコースに変更されるなど全区間が津波の浸水域で、震災後にかさ上げされた道路などを走る。

初日の同3日(土)は定員750組の親子ペア、同50人の車いす、同200人のキッズラン(いずれも2キロ)を実施。4日(日)は定員1万2000人のフルマラソン(42・195キロ)と同2200人の5キロ部門を実施する。

総定員は1万6000人、エントリー開始は3月13日正午から(4月13日から7月5日まで通常エントリー、7月6日から8月16日までフルマラソンのレイトエントリー)。復興支援の一環として、フルマラソンの早期エントリー(4月12日まで)者全員に、復興マルシェで使用できる商品券を贈呈。また、フルマラソンの完走者には雄勝石の完走メダル、親子ペア等の完走者には南三陸杉の間伐材を使用したオリジナルメダルを贈呈する。問い合わせは、東北・みやぎ復興マラソン事務局電話022・796・4818(平日午前10時~午後5時)まで。