陸上の「デンカアスレチックスチャレンジカップ2020」実行委員会は24日、新潟県にマスク1万枚を贈呈した。県庁の教育委員会を、新潟陸協の大橋誠五会長(70)ら3人が訪れ、1箱50枚入りのマスク200箱を寄贈した。デンカチャレンジカップはサトウ食品日本グランプリシリーズとして6月5、6日にデンカSで行われる予定だったが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で秋以降に順延になった。マスク不足の現状を踏まえ、実行委員会は大会開催に向けて準備していたマスクを県に寄贈することを決めた。

稲荷善之教育長(59)は「マスクの入手は困難な状態。感謝を申し上げる。感染防止に万全を期したい」と話した。実行委員会に名を連ねる新潟アルビレックスRCはすでに17日、新潟市にマスク5000枚を寄贈している。同クラブの大野公彦社長(42)は「自分たちの存続そのものが危ぶまれているが、こういう時こそ地域に還元したい」と心意気を示していた。