ナイキは26日、陸上長距離界で好記録が連発している厚底シューズの新モデル「エアズームアルファフライネクスト%」を、来月2日に同社サイトとNIKEアプリで再発売すると発表した。

価格は3万円(税別)。同モデルは今年3月1日に、フルマラソンで規定タイムを切ったランナーを対象に先着順で販売されていた。

昨年10月のウィーンで開催されたフルマラソンで、エリウド・キプチョゲ(ケニア)が、非公式ながら2時間の壁を破った際に履いていたのが同モデルの試作品。その後、今年3月の東京マラソンで大迫傑(ナイキ)が、名古屋ウィメンズマランでは一山麻緒(ワコール)が同モデルの市販モデルを履き、東京五輪の出場切符をつかんだ。

シューズ裏の前足部にはクッション性と反発性を両立する「ズームエアポッド」を配置。また、反発力を生む炭素繊維のプレートも前足部の方を硬めにするなどの工夫も凝らされている。