3強の一角という前評判ながら4位に終わった青山学院大の原晋監督(53)は「でこぼこ駅伝だった」と苦笑いした。ルーキー佐藤一世が5区で区間新、主将の神林勇太も7区で区間賞の走りを見せた一方で、吉田圭太ら4人が区間9位以下と苦闘した。

アンカーとして先頭でたすきを受けながら失速した吉田は、「僕のふがいない走りで優勝を逃してしまった。足を引っ張ってしまった」と苦渋の表情。チームをけん引する4年生として、「あとは箱根しか盛り返すチャンスがない。1日1日を大切に、ゼロから頑張る」と挽回を誓った。

箱根駅伝では連覇が懸かる。原監督は、「青山メソッドで今日から調整していきたい」と気持ちを切り替え、「明るく前向きに元気良くがモットー。チーム一丸で戦う」と声のトーンを上げた。