全日本実業団対抗駅伝(ニューイヤー駅伝=来年1月1日号砲、群馬県庁発着)の記者会見が30日、オンラインで行われた。

東京五輪男子マラソン代表の中村匠吾(28=富士通)は最長区間の4区(22・4キロ)に登録され、「大事な4区を任される。最低限先頭に立ちたい」と力強かった。

チームは前回大会でまさかの予選敗退。その悔しさを晴らすべく、11月3日の東日本実業団対抗駅伝を優勝して今大会に駒を進めてきた。その後の約2カ月もしっかり練習を積めたとうなずき、「チーム一丸となってやってきた。ぜひ優勝したい」。

新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、今大会では沿道での応援自粛が求められている。「21年もコロナ禍は続くと思う」としたうえで中村は、「少しでも皆さんに明るい話題を伝えられたら」と話す。東京五輪という大目標が控える21年。「まずはニューイヤー駅伝を優勝して勢いづき、そこから半年かけて五輪の表彰台を目指していく。いいスタートを切ってマラソンにつなげていきたい」と誓った。

ニューイヤー駅伝特集はこちら―>