日本陸連は26日、五輪や世界選手権の選考会を兼ねていた福岡国際マラソンについて、今年12月の第75回大会を最後に終了すると発表した。47年に「金栗賞朝日マラソン」として始まった大会で、過去2度の世界記録が誕生するなどマラソン界の発展に貢献してきた。

しかし、近年はスポンサー離れなどが進んでいた。エリートランナーのみで争われるマラソンを巡っては、びわ湖毎日マラソンも今年2月28日の第76回大会を最後に終了し、大阪マラソンと統合される。それに続き、伝統ある、幾多の名勝負が繰り広げられたマラソンが歴史に幕を降ろすことになった。

 

◆1970年以降の歴代日本人トップ 全体順位 タイム 名前(所属)

20年 1位 2時間7分5秒 吉田祐也(GMOインターネットグループ)

19年 2位 2時間9分36秒 藤本拓(トヨタ自動車)

18年 1位 2時間7分27秒 服部勇馬(トヨタ自動車)

17年 3位 2時間7分19秒 大迫傑(ナイキ)

16年 3位 2時間9分11秒 川内優輝(埼玉県庁)

15年 3位 2時間8分56秒 佐々木悟(旭化成)

14年 4位 2時間9分6秒 藤原正和(ホンダ)

13年 3位 2時間9分5秒 川内優輝(埼玉県庁)12年 2位 2時間8分24秒 堀端宏行(旭化成)

11年 3位 2時間9分57秒 川内優輝(埼玉県庁)

10年 3位 2時間10分54秒 松宮隆行(コニカミノルタ)

09年 9位 2時間14分42秒 下森直(安川電機)

08年 2位 2時間9分23秒 入船敏(カネボウ)

07年 3位 2時間7分13秒 佐藤敦之(中国電力)06年 4位 2時間8分49秒 奥谷亘(スバル)

05年 3位 2時間9分48秒 藤田敦史(富士通)

04年 1位 2時間9分10秒 尾方剛(中国電力)

03年 1位 2時間7分52秒 国近友昭(エスビー食品)

02年 2位 2時間9分15秒 尾方剛(中国電力)

01年 2位 2時間9分28秒 清水康次(NTT西日本)

00年 1位 2時間6分51秒 藤田敦史(富士通)

99年 4位 2時間9分9秒 小島宗幸(旭化成)

98年 2位 2時間8分48秒 佐藤信之(旭化成)

97年 2位 2時間8分7秒 早田俊幸(アラコ)

96年 6位 2時間12分3秒 真内明(旭化成)

95年 3位 2時間9分33秒 大家正喜(佐川急便)

94年 5位 2時間11分28秒 倉林俊彰(YKK)

93年 5位 2時間10分41秒 川嶋伸次(旭化成)

92年 7位 2時間12分09秒 早乙女等(NEC)

91年 1位 2時間10分58秒 森田修一(日産自動車)

90年 2位 2時間11分37秒 弘山勉(資生堂)

89年 3位 2時間13分12秒 小指徹(ダイエー)

88年 1位 2時間11分4秒 渋谷俊浩(雪印)

87年 1位 2時間8分18秒 中山竹通(ダイエー)

86年 2位 2時間11分19秒 大須田祐一郎(日本電気)

85年 1位 2時間9分51秒 新宅雅也(エスビー食品)

84年 1位 2時間10分0秒 中山竹通(ダイエー)

83年 1位 2時間8分52秒 瀬古利彦(エスビー食品)

82年 2位 2時間11分9秒 喜多秀喜(神戸製鋼)

81年 2位 2時間9分37秒 伊藤国光(鐘紡)

80年 1位 2時間9分45秒 瀬古利彦(エスビー食品)

79年 1位 2時間10分35秒 瀬古利彦(早大)

78年 1位 2時間10分21秒0 瀬古利彦(早大)

77年 5位 2時間15分0秒1 瀬古利彦(早大)

76年 4位 2時間14分59秒0 宗茂(旭化成)

75年 6位 2時間12分52秒0 宗猛(旭化成)

74年 6位 2時間14分10秒6 宇佐美彰朗(桜門陸友会)

73年 5位 2時間16分17秒8 大槻憲一(東洋工業)

72年 3位 2時間14分00秒6 大槻憲一(東洋工業)

71年 2位 2時間13分22秒8 宇佐美彰朗(桜門陸友会)

70年 1位 2時間10分37秒8 宇佐美彰朗(桜門陸友会)