男子マラソンの川内優輝(34=あいおいニッセイ同和損保)のモノマネ芸人として知られるM高史(36)がシニア(男子は35歳以上)の男子1500メートルに出場し、4分33秒23の10位だった。

1500メートルの挑戦は13年ぶりという。最後は本家よろしく、歯を食いしばり、力を出し尽くしてフィニッシュ。M高史は「楽しかった。川内選手もマラソンで8年ぶりに自己ベストを出しましたし、チャレンジャーとして走った」。なお履いているシューズは川内のアシックスと違い、デサントだった。選手登録名も芸名そのままで、大型スクリーンには「M高史」と映し出された。

駒大時代には大八木弘明監督のもと駅伝主務をしていた。目標にしていた8着には届かず、「自分の甘さ。気持ちの弱さを怒られる」と苦笑いした。

所属事務所クロスブレイスが陸上の実業団として登録され、大会に出られるようになった。東日本実業団選手権には、同事務所のユーチューバーである「たむじょー」(選手登録は田村丈哉)もクロスブレイス所属の選手として出場し、男子1500メートルを3分50秒00で走っている。

M高史は、今後もレースに出る予定。「生涯、現状打破です」。そう川内がサインなどに記す信念である「現状打破」という言葉を繰り返した。