女子砲丸投げで日本高校ランキング4位の田中杏実(青森北)が、2位以下を圧倒する13メートル46で優勝した。

田中は「試合の流れはよくなかったけど、1投だけスパッとはまったので、まず一安心です」と振り返ったが、4月11日のみちのく春季陸上一関大会でマークした自己ベスト、青森県記録の13メートル58には惜しくも届かず。「今回の記録には全然満足していない」と語った。

田中は自身の課題を「もっともっといけるのに考えすぎて100%を求めてるところがある」と分析する。昨年10月に広島で行われた全国大会では「考えすぎ」が原因で周りにのまれ、思うように投げられなかった。青森県王者として臨む東北、その先の全国大会に向け「自分の最低限の投てきができるように、目標をひとつだけ決めて、そこだけに集中して投げられるように、普段の練習から基礎を固めていきます」と語り「東北大会では1投目から勝負しにいって14メートルを投げたいです」と意気込んだ。