日本陸連は21日、都内で会見し、マラソンを活性化させる構想案を発表した。

それは「ジャパン・マラソンチャンピオンシップ(JMC)」と銘打たれたシリーズの新設。日本陸連は収益構造の見直しを掲げており、尾県貢新会長は「新体制の最初の仕事はマラソン改革」と話した。

具体的には各大会をグレード(G)S、G1、G2、G3と分類。記録や順位をポイント化し、2シーズンの総合成績を競う。その2シーズンの王者を毎年、決めて、王者は最も強いランナーとして「日本選手権者」となる。

20年12月~22年3月までの上位2大会のポイント獲得数がトップの選手(日本選手権者)は22年世界選手権(ユージーン)の切符を獲得できる。21年11月~23年3月の上位3大会によって、選ばれた日本選手権者は23年世界選手権(ブダペスト)に出場する資格を得る。

より多くのマラソン大会が「代表選考」に関連することで、活性化につなげる狙い。