日本陸連は21日、都内で会見し、24年パリ・オリンピック(五輪)のマラソン代表選考案を発表した。東京五輪のように一発選考の要素を残す。男女とも23年秋に開催予定の「マラソン・グランドチャンピオンシップ(MGC)」の上位2人を最優先に選考。残る1人は主要大会の成績を考慮して選ぶ。

また全国のマラソン大会を活性化させるべく、「ジャパン・マラソンチャンピオンシップ(JMC)」と銘打たれたシリーズの新設構想も発表した。各大会をグレード(G)S、G1、G2、G3と分類。記録や順位をポイント化し、2シーズンの総合成績を競う。その2シーズンの王者を毎年、決めて「日本選手権者」とする。

20年12月~22年3月の上位2大会の日本選手権者は22年世界選手権(ユージーン)の切符を獲得。21年11月~23年3月の上位3大会の日本選手権者は23年世界選手権(ブダペスト)の出場資格を得る。