女子100メートル障害で、日本記録12秒87を持つ寺田明日香(31=ジャパンクリエイト)が、順当に26日の決勝に進出した。

予選は2組4レーンに登場して向かい風0・3メートルの条件下で13秒11を出し1着。全体トップで通過した。

雨上がりの準決勝は、1組7レーンで追い風0・2メートルで13秒06をマーク。同組1着で決勝に進んだ。

「少し(体が)浮き気味なので、明日は2本走って体も切れてくると思う」。

参加標準記録は12秒84で、寺田はあと0秒03差に迫っている。同じく日本記録12秒87を持つ青木益未(27=七十七銀行)は左太もも裏痛で欠場しており、寺田が優勝に最も近い位置にいることは間違いない。

それでも「標準記録は狙っていかなきゃいけないし、無理なものではないと思う」と標準記録クリア=日本新を掲げていた。