男子20キロ競歩で12年ロンドン五輪、16年リオデジャネイロ五輪に出場した藤沢勇(31=ALSOK)が16日、現役引退を発表した。

「入社してから11年間の長きにわたり、ALSOKの名を背負って競技をさせていただけたことに今は感謝の気持ちでいっぱいです。競技人生において特に思い出として残っているのは、2021年の全日本競歩輪島大会の出場までの過程です。2020年の全日本競歩輪島大会の中止が発表されて、もう2年競技を続行するのか自分のなかで葛藤をしていましたが、所属のALSOKをはじめ本当に多くの方々にサポートをいただき再びスタートラインに立つことが出来ました。これまでの競技人生は、私にとってかけがえの無いものとなりました。陸上競技で経験したことを活かし、お世話になった方々へ恩返ししていきたいと思います」。そう所属先を通じ、コメントした。

今後は社業に専念する。世界選手権にも15年北京大会、17年ロンドン大会と出場し、それぞれ13位と11位だった。ロンドン五輪は18位、リオデジャネイロ五輪21位だった。