伊藤陸(20=近大高専)が、学生で初めて17メートル台を出した。17メートル00(追い風1・3メートル)で、17年ぶりに学生記録を更新し、走り幅跳びと2冠を達成した。伊藤は「1回目はすごく緊張して、ビビりました。でも、今日は絶対いけると思った」。自信を持って飛んだ4回目のジャンプだった。

日本歴代3位の好記録だ。今後、山下訓史が86年に打ち立てた17メートル15の日本記録更新も視野に入ってくる。30年以上も破られていない記録に、1歩近づく形の大台の17メートルについては「順調にいけば、17メートルは2、3年後かなと考えていた。ちょっと早いんですけど」と照れた。