陸上女子100メートル、200メートルで日本記録を持つ福島千里(33=セイコー)は今後の去就について、「これから、ゆっくり考えたい」とした。予選9番手から16番手で争われB決勝で12秒11の2着だった。

もともと東京五輪を集大成との決意で走っていた。これが今季最終戦。レース後は「終わったばかりなので。終わったばかりなので」と繰り返し、笑った。五輪には08年北京から3大会連続で出場。一時期の暗闇は抜け、少しずつ復活の足掛かりはつかんでいる。今大会へ「全力でやっていきたい」と、まだ今後については考えなかったという。

予選は追い風0・4メートルで12秒05で5組2着だった。「失敗しただけで終わらなかったのはよかったかな」とも。時に先を見据えるような口調でも話した。