東京オリンピック(五輪)代表の小池祐貴(26=住友電工)が、初優勝した。向かい風0・5メートルの条件下で、10秒19を出して1着に入った。

スタートではしっかりと止まることができずにやりなおしとなった。2度目のスタートで少し遅れたが、中盤から加速して、後半に一気にまくった。2位坂井を最後の最後で逆転。0秒02差で勝ちきった。

「思い通りのレースじゃないですが、勝ててほっとした。後半にしっかり走るのがテーマだった。落ち着いて走れた」と笑顔を見せた。

小池は東京五輪で予選敗退。400メートルリレーではアンカーを務めたが、決勝はバトンが渡ることなく終戦となった。今後に向けて「来年の世界選手権でファイナルを目指して頑張りたい」と目標を掲げた。